昔から部屋を借りる際には必ず、連帯保証人(家賃を保証してくれる親族の方)が必要になります。
しかし現在は連帯保証人は不要で、管理会社が用意した保証会社に加入することを必須とする物件がほとんどです。
この聞きなれない保証会社とはどんなものなのでしょうか?
保証会社=連帯保証人?
保証会社は大家さんのためにある仕組みです。
大家さん目線で考えてみましょう。
大家さんは部屋を貸すかわりに入居者から家賃を支払ってもらいます。
もし家賃が支払われなかった場合、今までは連帯保証人へ請求をしていました。
(少し遅れたぐらいではそんなことはありません)
なぜ連帯保証人が必要なのか?
大家さんにも夜逃げや家賃滞納などリスクがあるため、
リスクを回避するために連帯保証人を用意してもらいます。
借りたい人は保証してくれる人がいないと部屋を借りることができません。
しかし連帯保証人を用意できない人や、
家賃の滞納時の支払いに応じない連帯保証人がいたりします。
保証会社に加入していれば保証会社が家賃を保証してくれます。
今ではほとんどの大家さんが保証会社の加入を必須にしています。
簡潔にいうと連帯保証人の代わりに家賃保証をしてくれる会社です。
保証会社のメリットは?
借りるひと目線で考えてみましょう。
連帯保証人が用意できない人は保証会社に加入すれば部屋を借りることができますのでメリットがあります。
借りる人は契約時に家賃の40〜100%の費用を【保証会社加入料】として支払います。
しかし連帯保証人が用意できる人にとっては、契約時に余計な費用がかかってしまうので、
正直デメリットしかありません。
保証会社への加入が必須の場合、連帯保証人が用意できることを伝えても加入する必要があります。
現在では大家さんから考えると連帯保証人より保証会社のほうが信用性が高いのです。
保証会社の審査=入居の審査
保証会社も誰でも加入できるわけではありません。
加入時には審査が必要になります。
これがそのまま入居審査になることもあります。
【保証会社が家賃保証してくれるならOK】と考える大家さんが増えたのかもしれません。
保証会社によって審査の厳しさも異なります。
言ってしまえばザルな保証会社もあれば、一部上場企業に勤めていても落とされてしまう保証会社もあります。
特にクレジットカード系の審査が入る保証会社は過去の滞納なども調べたりします。
ほとんどの方は大丈夫だと思いますが、
過去にクレジットカードの支払いや携帯電話料金を未納で踏み倒している人は、
注意が必要ですので事前に不動産屋に相談しましょう。
保証会社によって審査基準や保証料など異なります。
初期費用を計算するときには保証会社利用料はかかるものだと覚えておきましょう。
審査が不安な場合は事前に不動産屋に相談すれば、審査通過するための方法を考えてくれるかもしれません。
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