いきなりですが82,000円の部屋が80,000円になったら嬉しいですよね?
毎月支払うお金ですので2,000円安くなったら年間24,000円もお得になります。
家賃の交渉は不動産屋にとっても大きな仕事のひとつ。
ここでは家賃の交渉がしやすい部屋の特徴をお教えします。
家賃交渉がしやすい物件とは
いきなり残念なお知らせですが、基本的には家賃は下がらないと思っていたほうがいいです。
私はお客さんから家賃交渉の依頼をいただかなくても、毎回必ず家賃の交渉は行なっています。
しかし下がる可能性がある物件は全体の10〜15%ぐらいです。
家賃が下がる物件は事前に管理会社との駆け引きでなんとなくわかります。
家賃の交渉はタイミングが重要
「家賃が2,000円下がるなら申し込みしたい」と言われることがよくあるのですが、
申し込みの前に家賃の交渉をするというのはほぼ100%無理です。
大家さん側の目線で考えてみてください。
素性がわからない人が申し込みもしていないのに、
いきなり家賃を下げろと言ってきたらアナタはどう思いますか?
やはり心証は良くありません。
基本的に家賃の交渉(希望家賃)は申し込みと一緒に提案します。
申込者の内容を管理会社が確認してから、初めて交渉がスタートするのです。
しかし申込者の内容が良いからといって家賃が下がるわけではありません。
特に1〜3月は繁忙期と呼ばれる時期で、多くの人が引越しをする時期です。
どちらかというと貸す側が優位な時期ですので、
この時期はとくに家賃の交渉というのは非常に難しいでしょう。
家賃交渉しやすい物件
完成してから3〜6ヶ月経ったの新築物件
新築の物件は家賃交渉がしにくい印象をうけると思います。
ですが3〜6ヶ月の間入居者が決まっていない物件は狙い目かもしれません。
これは新築に限った話ではありませんが、長期空室になっている部屋は交渉が通りやすいです。
新築は築年数から考えると空室期間が把握できますので、不動産屋的にも管理会社に事前に確認がしやすいです。
悪条件ととらえやすい点がある物件
たとえばアナタは自転車通勤をするから駅から遠くても良いとします。
しかし駅を使う人にとっては駅徒歩15分以上はかなりの悪条件ですよね?
このように自分にとっては問題ないが悪条件ととらえやすい物件は交渉がうまくいくことがあります。
・駅徒歩15分以上
・5階なのにエレベーターが付いていない
・線路のすぐ隣
・高速道路の目の前
・1階が飲食店
なぜ家賃交渉がうまくいかないのか?
今は供給過多なので場所によっては入居者が決まりにくい時代です。
なので大家さんもエリア相場をリサーチして、
すでに可能な限りの最安値で設定をしていることが多いからです。
そこからの値引きとなると大家さんも収支のバランスが取れなくなってしまいます。
しかし家賃交渉をすること自体は、心証を悪くすることではないと思います。
直接管理会社や大家さんと話すことはできないので、
不動産屋に申込書を提出するときにダメ元でも家賃の値下げを依頼しましょう。
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